セオフェス2016 二周連続でゴールスプリントをした話(一度目だったら集団のアタマで二位、二度目だったので集団の二番目で三位でした)

体重=59.5kg・体脂肪率=6.3%

土曜レースというのは好きな形でもあるので、セオフェスに初めて参加してみました。千葉は遠い!という印象がありましたが、都内突っ切りなら100kmちょい。意外と(?)近いのですが、ナビ無しで適当に走ったら首都高で(たぶん)ルートミス。5:00出で、コンビニに寄りつつ会場着が7:00。距離は120kmほど。けっこうな遠回りだったかも。

千葉の残雪具合に驚きつつも、気温は想像していたほど低くはなかったような。むしろ意外と温かい、と感じたくらい。『寒さに弱い』をウリにしていた私でしたが、もしかしたら寒さに(多少は)強くなってきているのかなあ?家出前に飲んできたアクティビーン・ジンジャー効果かもです。

協賛各社のブース展示の数がすごい!下手な展示会よりも充実していたのでは?(自転車の展示会とかには一度も行ったことはないので想像です)LOOKブースのミスターLOOK(岡部さん)にご挨拶。

ピットに陣地を設営して、(比較的)お気楽なレースとは言っても準備はキチンとしないといけません。担いできたローラー台でしっかりとアップ。寒さは感じなかったので、膝だしの長袖ワンピースでいきます。耳あてや首巻きは不要。さすがに手袋はロングなのを使いました。

8:30にニ時間エンデューロ・四時間エンデューロが同時スタートです。けっこうな人数です。300人とか?

コースは想定外の(ほぼ)フルウェット。このため二箇所の右コーナーが『転べ』と言っているかのようなデンジャラスさ。大いにビビりながらも、慎重・安全第一で走りました。雨のフジチャレで滑りまくったタイヤから替えてきていたので、フジチャレで厳しく説教していただいた まこっち大先生には『タイヤ替えましたから~』とご報告。さらに時間とともに乾いていったこともあり、ほとんど問題なく走れました。メイン集団内では目立った落車はなく、怖い局面はほとんどなかったような。ただ、全体としては転ばれた方はそこそこ多かったみたい。

どんどん行っていいのか、二時間の部が終わるまでおとなしくすべきなのか、このレースの作法というか流儀というのが解りません。何周かめの ファーストアタックは四時間の部の まこっち先生。おお!そういうレースなんですね!そう理解しました。一周ほどでまこっちを吸収した後、ホームストレートで二時間の部の吉田息子が強烈なカウンターアタック。キレがありすぎて誰も反応できず、差がつきました。ほんじゃ行ってみましょー。

全開でしばらく踏んでブリヂに成功。誰か後ろに着いてきた?と思ったら、吉田父とTRC(だっけ?)の背の高い選手。背の高い選手はとても強そうな雰囲気を醸し出していたし、TRCって吉田親子たちの練習仲間じゃなかったっけ?(埼玉北部練習会っていうチームメイトだったのね)こりゃナイスメンバー。マジメに踏んで逃げろや逃げろ。このまま決めちゃうつもりでマジ踏み。

で、途中で気づいちゃいました。

私以外は二時間の部やーん。このままメイン集団をラップしてしまうなら問題はないのですが(というか、超楽勝)、そうでないとしたら二時間経過して三人が抜けた後に私に残るのは『地獄行き』のキップのみ。こりゃまずい~。

15分ほどマジメに踏んで、後続との差もそこまでは広がっていないようなので『イチ抜けた』とヤメさせていただきました。ごめんなさい。集団に戻って逃げていた三人を吸収した後も、吉田親子を中心に散発的な動きがあるもののどれも決まらない。懲りずに私も『今年はJPTチームランキング12位!Honda栃木の頭脳』小林さんと、今日の優勝候補筆頭だと思っていた『小林さんの弟子(?)』石原くんと、もう一人くらいのどなたかというナイスメンバーで逃げてみましたが、これも決まらず。難易度の低いこのコースで逃げを決めちゃうのは難しいな。

一時間を過ぎたあたりで、二時間の部が前・四時間の部が後という暗黙の了解が成立したようなので、ちょっとおとなしめに走って二時間の部が行ってしまうのを待つ。でも、前の方もスピードが上がらず集団は一つのまま。二時間の部ゴールまで15分のあたり(?)でようやく展開があって、前のほうが行ってくれました。すぐにペースアップすると追いついちゃいそうなので、さらにしばらく淡々と。

ゆっくり走るのが退屈で飽きてきたので、二時間経過前の10分くらい?前から攻撃を開始。ここからならスピードアップしていったとしても、二時間の部の先頭グループの展開に迷惑をかける事はないでしょう。ここまでの走りで、なぜか???私はビッタリとマークされているような気配を感じていました。なぜ?こんな小者の動きは笑ってスルーして無視していてクダサイ。そう思わないでもないですが、アタックすれば追い掛けられるのでちょっと工夫。全開でアタックすると後の面々が一団となって追い掛けてくるので、弱いアタックをひたすら連発。アタックというよりは前々でスピードアップを繰り返し、『あんなバカの相手をしていると疲れるから ほっとけー』的な雰囲気を集団に漂わせる。うまくいきました。ゼッケン5x番さん(だったかな?違ったらごめんなさい)との二人での抜け出しに成功。いいペースで逃げていくと前方に小集団を発見し、追い抜いたら後に着いてきました。どうやら(二時間の部に紛れて先行していた?)チームの部の先頭集団だったみたい。そのうちの三四人とローテして逃げペースを維持。ソロは私一人で(ゼッケン5x番さんは切れちゃったみたい)、どうやら私が一番引けるようなのでしっかりと長め強めに大盛りで引く。まずまずのペースにて、後の集団は見えない。これは決まったかな~。最後まで行けるかも~。

ダメでした~。一時間弱逃げ続け、残り一時間というあたりで集団が一気に追ってきてちゃんちゃん。

吸収されてすぐに集団が二つに割れ始め、『この展開を利用してなんか出来ないかな?』 的に自分からは追わずに静観。有力ソロ選手は追わず。チームの部の選手を中心とした半数ほどの選手が先行していきました。あらまあ。

後ろの集団は追う気がなく、かなりスロー。『ソロも入っていたよ』的にまわりに声掛けしてみましたが、やっぱりスロー。自分から動いてばっかりというのもアレなので私もおとなしくしていましたが、しばらくして気づいちゃいました。(優勝候補筆頭と思っている)石原くんがいない。前の集団に乗っていったようで、小林さんに聞いたらやっぱりアタリ。これはマズい。彼なら前の集団を踏み台にして、そこから単独で逃げ切っちゃう力がある。早めに追わないと。自分から動いてばっかりというのも癪ではありましたが、前に出てスピードアップしていって追走開始。力のある選手も協力してくれて、何周か掛けて前の集団の吸収に成功(私抜きでも追ってよ~、まったく)。石原くんはまだここに居てホッ。

吸収してすぐに一人の選手がするスルッと単独先行。誰?知らない人(実は知ってた)。先程も自分から脚を使って追ったばかりなのでここは待機しましたが、集団も追わない。いつまで経っても追わない。なんでだ?!(どうやらこの単独逃げのことを、私以外の主な選手は皆が皆とも気づいていなかったみたい・・・)

『ここも自分から追うのは嫌だなあ。誰か追ってよ』とか思っていたら、いつの間にか単独逃げは決定的なものになって、逃げ切られることが大決定。逃げたのはパインヒルズの高橋くんで、何度かレースで一緒したことがあったし一緒に逃げたこともあったしとても力がある選手ということは知っていましたが、妙な素人っぽいジャージを着ていたのでまったく気づいていませんでした。絶妙なタイミングでの見事な逃げでした。脱帽。

それにしても・・・使われ損だとしても、やっぱり自分から追えばよかったとも思います。大反省です。あとは、当然ながら皆が知っていると思っていたのに知らなかった件。大声で告知すべきでした。反省です。

仕方がないので二位狙い。最最終盤になって、残り周回数があやふや。小林さんに『あと二周ですかねえ?』と聞いたら、『これがラスト』と答えてくれました。ジャンもならなかったし旗も降られなかったし、他にそれらしきアナウンスもありませんでしたが、『Honda栃木の頭脳』が自信を持って断定しているんだからこれは間違いないです。これがラスト。前の方に位置取りして、最終コーナーもほぼ先頭でまわる。ゴールラインまでは400mほどと遠いですが、緩い登り勾配の比較的得意な形。思いっきり早めに仕掛けて、集団から単独で飛び出していた銀山くん(武末練習で一度だけ一緒したことがありました。強いです。今日も強かったです)を300m以上モガいて気持ちよく交わして後ろの小林さんの捲りを許さずに集団先頭でゴール。遠かった~、けど、モガききれた~。二位で終了です。

???

ゴールラインを過ぎたら、後ろから来た選手が『もう一周でしょ?!』とか言いながらさらに進んでいく。

実はスタートが定刻よりも1分遅れていて、この1分遅れが無効なのか有効なのか、ゴールは定刻通りなのか定刻よりも1分遅れるのか、走っている選手はよくわかっていなかったのです。メイン集団がゴールしたの4時間0分30秒ほどのトコという狙ったようなグレーゾーン。小林さんと私は定刻通りだと思ったけど、そうでないと考えた選手も多数。とりあえず3分後にもう一回ですか。超絶全開で長い長いロングスプリントで出し切っちゃいましたよ~(会心だったのになあ)。もう無理~(泣)。

二度目のスプリントは石原くんマークで後ろから。ヤケクソで踏んでいったら意外と伸びる~。けど、やっぱり最後の最後が伸びない~。まこっち先生に捲くられて集団の二番手でゴールでした。ゴール後に皆に話を聞くと、高橋くんが逃げていたことを誰も(?)知らなかったみたい。がっくし。

でもって、ゴール時刻が定刻通りなのか定刻よりも一分遅れなのかハッキリしないのです。前者なら私は二位・後者なら三位。大差ないから(どうせ優勝じゃないし)どちらでもいいんですが、どちらでもよくない人も多数。すでに結果が出ている二時間の部の方も疑惑の裁定(かなり怪しい)になっているようで、小林さんと一緒に審判団に確認しにいくも、審判長がなかなか捕まらない。その間に、結果が出て表彰式が始まっちゃいました(定刻よりも一分遅れの方で)。というわけで、優勝は高橋くん、二位がまこっち、三位が私という結果でした。何年か前のJCRCで、武井きょうすけ・まこっち・高橋くん・奈良の四人で逃げ切ったことがありました(順位は順に2-3-4-1)。似ている。

表彰式が終わった後も、二時間・四時間の部のリザルトの確認を審判団に行う(主に小林さんが)。四時間の部のリザルトはこれで確定ということで、ハッキリするならそれで特に異論はないので私は撤収。二時間の部のリザルトに明らかなミス(?)があるようなので、以降も小林さんが継続して確認作業を。

そして、審判長が間違いを認めて二時間の部のリザルトが訂正になったようです。びっくり。というわけで、最初の(間違った)リザルトで三位になっていた吉田息子が二時間の部の優勝。小林さんが(抗議ではなく、言葉を荒らげずに丁寧な口調で)確認作業をしてくれたお陰だよ。吉田くんは小林さんに感謝するように(笑)。

下手な展示会よりも充実していた各社ブースにも興味が無いことは無かったのですが、時間がアレなので速攻で撤収。帰りはアクアラインを通らないルートで。買い物をして17:00くらいに帰宅。レースの部は161kmでした。ルートラボによるとこのコースの獲得標高は一周で53mとか。とすると、全部で3500m超え?ホントかな?そんなに登るコースかな??