第8回TCFエンデューロ五時間ソロの部(日本CSC6kmコース)

体重=58.3㎏・体脂肪率=6.4%

2015年に引き続き優勝することが出来ました(2016年は不参加)。

序盤は西谷さんのパワーと積極性が物凄く、チーム参加のJPT選手と一緒にペースを上げまくる展開。あっ!と言う間に小さくなった先頭集団に数周ついていったものの、私にはハイペース過ぎたので半分マジ切れ・半分自主切れ。

西谷さんとの差は最大で3分ほどまで広がりましたが、二時間を過ぎたあたりから追撃開始。三時間ちょっと前に捕まえ、三時間半のあたりで振り切って優勝できました。

中盤までは西谷さんのパワーに圧倒され、『今日はダメかも』とまで思いつつも、なんとか粘る事が出来ました。アクティビーンジンジャーの『粘りヂカラ』が効きました!

12月とは思えない暖かさで、絶好のコンディンションの中で面白苦しく走れました。西谷さん、応援声掛けサポートしてくださった皆様、ありがとうございました!

ラップタイム

f:id:naranikki2:20171205101353j:plain

機材

MERIA REACTO 52*36/12-28・フルクラムレーシングスピード・前タイヤ:ビットリアコルサ・後ろタイヤ:ハッチンソンカーボンコンプ

ウエア

BIORACER長袖エアロワンピース(ポケットあと付け)・ノースリーブアンダーシャツ・OGK AREO-R1・シューズRC-9・シューズカバーVELOTOZE・指切りグローブ・

補給

CCDドリンク300cc【170×3/5=102kcal】
ワンセコンドCCD×6【165kcal×6=990kcal】
メイタンクリアプロサイクルチャージ×1【110kcal×1=110kcal】
Mag-onエナジージェル×1【120kcal×1=120kcal】
【合計 1322kcal】

会場まで

4:15起床→朝ごはんを製作。玄関扉を少し開けてあげると、昨晩はお泊りしていかなかった ぶーちゃんが あたり前のような顔つきでスルスルっと入ってきます。対応してあげて、今朝のトコロは素直に出ていってくれたので、5:15に私たちも家出。
と思ったら!私の靴の上に何やら異物。
ぶーゲロでした~。嫌がらせのようにそこに吐くか!まあ、靴の中ではなくてアッパーだったので助かりました(紐靴ではなくスリッポンだったし)。除去して別の靴でも良かったのですが、ウンチではなかったけどウンがついたような気がしたので、ぶーゲロシューズを履いて出発。圏央道→東名道→伊豆縦貫道と走って伊豆へ。伊豆縦貫道の無料区間のドンツキに新しい道の駅が出来ていたので寄ってみました。広くて綺麗で、自転車ラックもたくさんな立派な道の駅でした。コンビニ併設も便利。ここからは下道を走って、7:45に日本CSC到着。風はほぼゼロ。冷え込みも緩めで、今日は暖かくて走りやすい一日になりそうです。

スタートまで

ベロドーム前で受付をしてから、自動車ごとコースイン。この大会はコース上のホームストレートに駐車場を設置してくださるので非常に助かります。寒い場合に備えて山盛りの衣装を用意しては来ましたが、9:00の時点からすでにポカポカ。ツールドおきなわの時と上から下まで・指先からつま先まで まったく同じウェアに、プラスで薄手のノースリーブアンダーシャツで走ることにしました。すなわち真夏装備。膝出しで走れるのは気持ちがいいです~(でも、膝出しだったのは全選手の一割とか二割くらい?寒さに弱い私が超軽装で走れたのは、やっぱりアクティビーンジンジャーの あったか効果のおかげではないかと)。
とりあえずウインドブレーカーとレッグウォーマーを着込んで。義務づけられたコース試走を一周。毎度の逆まわり5kmコースに、このレースだけで走ることの出来る1kmの延長部分がプラスで合計6km。走りごたえありまくりです。二号橋からの長い登りゾーンに、細かい横溝がたくさん走っていてちょっと走りにくく、???と思う。舗装が荒れてきているんですかね。
ローラー台も持ち込んでおりまして、しっかりみっちりこってりと汗を出すまでアップする気満点だったのですが、時間がなくなったので五分だけ。もっともローラーアップしている選手は、私以外ではゼロ、だったと思います。
10:00スタート。総合優勝の賞金10万円(二位以下はゼロ円!親の総取り!!)が掛かっているだけに、こぢんまりとした大会の割には有力選手が多くいます。ただし、有力選手は10万円狙いなのでチームの部。ソロの部の強敵は西谷さん。二時間くらいの短時間レースなら残念ながら勝ち目はない(かもしれない)のですが、五時間となれば話は別。うまく走れば勝機は十二分。ただし、チーム選手の作るペースと、ソロの部との兼ね合いが難しいトコロ。単騎で西谷さんがチームの部の先頭集団に乗っていってしまうのはむしろ歓迎ですが、意外なソロ有力選手が西谷さんと同調して、私がそこに乗れなかった場合は危険が危ない。そんな考えでいました。

1周目~5周目

10万円候補は(たぶん)三チーム。【竹芝五人チーム】【FIETS・FORCE三人チーム】【よねよね石上二人チーム】。1周目の二号橋からの長い登りで清宮さんが単独でスルスルと抜け出していきました。他のチームは追わずに様子見。あっ!と言う間に清宮さんの姿は見えなくなりました。やっぱりスゴー。
2周目に入ったあたりから追走が始まりました。追うのは よねよねと宇賀くんと、ソロの西谷さん。と言うか、西谷さんが一番強力に引いています。『五時間は長いですよー。大丈夫ですか?』と心配になるくらい。西谷さん・よねよね・宇賀くんの強力な引きにより、4周目に入った時点でメイン集団はすでに五人。ソロは西谷さんと赤い長身の選手と私の三人。赤い長身の選手(のちに、沖縄でも同じ集団で走っていた高木選手と判明)と私はほとんど引かず(引けず)についていきましたが、私には少々オーバーペースです。5周目に入ったあたりで『いったん離れた方がモアベター』と判断して、集団から半分マジ切れ・半分自主遅れ。いずれ遠からず選手交代したチーム選手から離れて西谷さんも単独になるはずで、自爆テロのようなあのペースでは反動も大きいはず。なので、そこまで脚を回復させて後半に勝負をかける。高木さんが西谷さんと一緒に行ってしまったのがちょっと(かなり)不安な要素ではありましたが、道中の走りから彼も遠からず遠からず先頭集団から遅れるだろう。そう考えました。

5周目~10周目

後ろから来た三時間の先頭のお二人と五時間の第二集団の選手に合流して周回を重ねる。脚を回復させつつ しばらく良いペースで走れてれていましたが、10周目のあたりに他の面々の走りが一気に遅くなってきました。登りで着いてこれずに後ろに離れてしまい、ナイス集団を崩壊させたくないなー。先はまだ三時間以上。単独にはなりたくないなー。

11周目~15周目

遅れかける集団を待って何度か再合流してみたりしましたが、どうやら潮時のようです。11周目に見切りをつけさせてもらって単独行を決意。その直後に先行していた高木さんをパス。残りは西谷さんだけ。
二人チームの よねよねが『二時間半走る』と言っていたから、西谷さんが単独になるのは二時間半の時点だと考えていましたが、二時間を過ぎたあたりで前で西谷さんも単独になっているを知りました。
追撃開始!
最大で3分近くまで開いていたはずの差が1周で1分ほど縮まったようで、どうやら西谷さんはタレている様子。さらに追いかけて15周目に追いつけました。とりあえずホッ。

16周目~18周目

追いついて会話した時の雰囲気から西谷さんは完全に死に体だと思っていたのに、私の少し後方を走って離れません。私を目標にペースを作り直して脚を溜め直しているようにも見えます。やっぱりそう簡単には決まりませんね(あたり前)。
終盤まで縺れる展開にはしたくなったので、18周目の登りでペースアップ。なんとか決定的な差をつけることに成功しました。

19周目~23周目

大ダレしないように、脚を攣らせないように慎重に逃げる。西谷さんとの差は広がっているはずなのに、終盤にタイム差を臼井に聞いても教えてくれない。『気にしないで集中して走れ!』という指示のみ。まあ、ホントに危険なタイム差だったら教えてくれたはずなので、この指示はむしろ安全圏内である証拠。23周目の最後に西谷さんをラップ。西谷さんは私のすぐ後ろにおられました。大変に失礼しました。

24周目

前にも後ろにも選手の姿がなくなっていたので、最後は少々流しめでゴール。
2013年/2014年/2015年ともに23周だったのに対し、今年は24周できました(4時間58分くらい)。1周めがドーンと速かったというのもありますが、それ以降も安定して良いペースを保てました。中盤から単独行の局面が多くなったので右肩上がりなのは仕方なし。登りで軽く走れたのが印象的。
ツールドおきなわが不完全燃焼だっただけに、ここで しっかりと〆られて とりあえず良かったです。
24周で走行距離は152km(6.3km/周)。獲得標高は、STRAVAだと3305mアップ(138mアップ/周)で、GERMINだと3979mアップ(166mアップ/周)と大差があります。たぶん『166mアップ/周』の方が真値に近いと思うので、ここでは『3979mアップ』と言う事にしておきます。試走を合わせれば155km/4145mアップ。たくさん走れました。

レース後

今年もパールイズミの賞品たくさん。ありがたいです。総合優勝の10万円は竹芝チーム。FITES・FORCEチームは僅かに届かずの二位で残念。FITESと言えば、途中の登りでSWIFTチームで出ていたFITESネジ子さんの後ろに着いたのですが、あまりに強くて着いたはいいけどマジ千切れるかと思いました。ネジ子つよー。あと、FIETSの妖怪ひでじいに久しぶりにお会い出来て、レース中にハイタッチさせてもらったのは嬉しかったです!
耐久・エンデューロと称する大会はたくさんありますが、こぢんまりとしていつつも ここは『キングオブエンデューロ』というくらい走りごたえ満点の大会です(夏にも日本CSC五時間耐久があって私も何度かソロで走ったこともありますが、あれは暑すぎて危険な面があるのでソロを無条件にはお勧めできません)。運営もとてもしっかりとしているし、お薦めです!

16:00に会場を出発。帰りは伊豆スカ→箱根新道→小田厚→圏央道で。箱根新道のドンツキと、圏央道八王子JCT付近でそれぞれ5km?6km?の渋滞。桶川ICを出たのが19:05。レンタカー返却の関係で最低限の買い物だけをして19:35帰宅