ばいばい しましま

体重=60.3kg・体脂肪率=7.0%
目覚めてすぐ、パジャマのままで玄関から外に出て、しましまの様子を見に行く。
しましまは死んでいた。特別に使わせてあげていた ぶー小屋から外に出たところに倒れていた。夜中に水を飲みたくなったかトイレに行きたくなったか、最後の力を振り絞って外に出て そこで力尽きたんだろう。『もしかしたらまだ息があるかも』と思って顔を撫でてみた。とても冷たかった。
しましまの面倒を見てくれている このあたりの地域猫マスターにこのままの状態で確認していただかなくてはいけない。しましまを そのままの形で残して、普通に朝ごはんを食べて普通に練習に出かけた。これが ぶーちゃんやミニミニだったら、とてもじゃないけど朝ごはんは喉を通らなかっただろうし、練習に出る気にはならなかったはず。涙も出なかった。我ながら『ちょっと情が薄いかも・・・』と思った。
しましまは2015年の春に うちの回りの地域猫コミュニティに現れたから、付き合いは四年。顔を見れば挨拶をするし、向こうも こちらを認識してくれていて近寄っても撫でても逃げない。ただし、抱っこはさせてくれない。それくらいの距離感での付き合い。去勢されていないオス猫なので、よそ猫との喧嘩が絶えなかった。夜中にギャーギャーと騒いでいれば、だいたい それは しましまだ。近所の猫嫌いな人の心証が悪くなるので、これは非常に迷惑。何度も仲裁(?)に入ったりしたけど、なかなか喧嘩を止めない難儀な猫だった。そのためか怪我も絶えないようで、去年は大怪我をして猫マスターに保護されていた。一時は『もうダメかも』という状態だったけど しっかり回復してちょっと前まではとても元気にしていたのに、急に体調を崩して今朝死んでしまったのだ。
ただ、このあたりの地域猫とはとてもフレンドリーだった。ぶーともミニミニとも仲良し。図々しくもあり、可愛げなところもある憎めない猫だったのだ。
練習の方はあまり良い走りは出来なかった。しましまの事が気になって集中出来なかった・・・と言いたいところだけど たぶん違う。ここのところ、調子に乗ってローラー練習をやりすぎて疲れが溜まっていたせい。数字的にも『普通』なら疲労が蓄積していくほどの量ではなかったのかもしれないけど、やはり50歳台半ばの回復力は『普通』ではなかった。これからはうまく調整していかないと。
ひるサイを終えて11:25帰宅。155km・1171mアップ。近所の方々と臼井の手によって しましまは綺麗なたくさんの お花と共に段ボール箱のお棺に収められ、うちの土間に安置されていた。これを見たらほんのちょっとだけ涙が出た。火葬できるのが月曜日とのことで、猫マスター宅はとても暖かいので、涼しい(?)うちで預かることになったみたい。ちゅーるも備えられていた。さらに、スマートフォンの中から しましまの写真を探し出し、印刷して遺影として飾った。立派な祭壇になった。
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この日の夜は、遊びに来た ぶーさんといつも以上にベタベタした気がします。