富士チャレ200

体重=60.3kg・体脂肪率=7.4%

結果

過去の四回の富士チャレンジ200は、

  • 2002年(第一回)=優勝
  • 2003年(第二回)=五位
  • 2010年(第八回)=優勝
  • (2014年の富士チャレンジ300は二位)
  • 2016年(第??回)=二位

今年こそは三度目の優勝!を狙いましたが、今年も結果は二位と惜敗でした。

優勝は高岡さん。調子が悪そうに見えましたが、最後の最後の走りはさすがに上手かったです。集団ゴールは六人で、高岡-奈良-堀井-北野-高橋利-井上。井上さんが最強だったこと、北野くんが想像を遥かに超えて二番目に強かったこと、間違いないです。

悔しい結果になりましたが、富士チャレ史上最高に(入賞メンバー以外にもたくさんの)良いメンバーの中で楽しく走れました。サポート・応援・声掛けしてくださった方、ありがとうございました。 

良かった点

  • 勝ち逃げに一瞬(二瞬くらい?)乗り遅れましたが、他人任せにせずに自力で追って合流できたのは良かった。
  • 最近気をつけている呼吸方法がうまくいった。
  • 井上さんの登りペースアップがあまりにもキツくて何度も泣きましたが、切れそうになることはなかった。アクティビーンの粘りヂカラが効いていたかも?!
  • 狙っていた・理想としていた展開に持ち込むことが出来た。 

反省点

狙っていた・理想としていた展開に持ち込むことは出来ましたが、最後の最後の最後だけ判断ミスをしてしまいました。

会場まで

4:30起床。ご飯を炊いておにぎりを作って5:40に家出。圏央道八王子JCTがかなり混んでいたので、予定を変更して東名道まで行って御殿場からFISCOへ。御殿場IC以降でちょびっと遠回りしちゃいましたが、8:10くらいに会場着。路面が濡れてい箇所があるものの、天気の心配は全くなしでホッ。 

スタート前

今年は事前にスタートリストが公開されていたので、富士チャレ史上最高に濃いメンバーであることは知っていました。ピットが(ほぼ)一番ハジっこで近くに知り合いはほとんどおらず、あまり挨拶はできませんでした。 

スタート前に食べたもの

おにぎり1.5合分くらい・バナナ1本・オレンジジュース・スポーツドリンク・アクティビーンジンジャーとかBCAAとか他サプリメント。 

ウェア

BIORACERロードワンピース(エアロ化)・アンダーなし・OGK AREO-R1・シューズRC-9・膝だし・シューズカバーVELO TONE・アイウェアなし・スタートアップオイル

機材

 MERIDA REACTO 52*36/12-28・GOKISO・Continental GrandPrixTT 25C・SOYOラテックスチューブ 以上で自転車重量8.0kgくらい 

補給

1リットルボトルと750ccボトルを持って、結果的にCCDドリンク750cc+500ccほど消費・CCDワンセコンド6 or 7・MAG-ONの粉タイプ

天気

暑すぎず寒からず日差しもそこまで強くなく、湿度低めで最高に走りやすい。

体調

ばっちり。不安要素なし。 

アップ

ウォームアップ・試乗エリアをちょっとだけクルクル。中尾くんを見つけたので、おしゃべりしながらFISCO入口の緩い登り坂を何往復か。気温が低くないということもあるので、あまり強度は上げませんでした。 

序盤

サポートライダーとして東京VENTOSの選手が集団に入ってくれました。リアルスタート直後からの数周はVENTOS引きが強力で そこそこのハイペースになったものの、最初の数周でVENTOSの集団牽引仕事は終了。以降は、一般参加選手のみによる自力勝負の形となりました。これはこれでオッケー。かな?

100kmの部と200kmの部が同時スタートなので集団はかなりの大きさ。危険回避のために前々に位置して走りました。ただし、富士チャレはエンデューロにしては安全な部類のレースでありまして、危険な挙動をする選手は少なめ。集団での落車もゼロだったような。

100kmの部がゴールするまでは、200km選手にとってはアップのようなもの。淡々と距離をこなします。100kmゴールの2周前あたりからは200km選手は下がって100km選手が前へ。半端に下がると危険なので、がっつりと最後尾を走っておきました。

中盤

22周で100kmレースが終了して、集団の人数は50人くらい?本格的な展開に備えてポジションをますます前に。

今日は落ち着いて走って有力選手の潰し合いを待つ作戦でしたが、23周完了時点に集団から飛び出してしまいました。『なんか展開ができないかなー』的なココロモチでしたが、やっぱり悪い癖でした。和田さんが反応して一緒に来てくれたものの、集団は華麗にスルー。見事にスルー。完璧に見送られてしまいました(泣)。先の長さを考えればどうにもならないので、緩めて集団に再合流。カッコ悪い。。

直後に『本日最強』と有力選手は誰もが思っている(かもしれない)井上さんが単独先行を開始。『何が何でも逃げ切る!』という迫力は感じられなかったので、集団は急には追わずに一定距離で追走。でも間違いなく次の展開が来るな。

二周半ほど井上さんに泳いでもらったあたりから差はジワジワと詰まっていって、26周完了時点で井上さんを吸収した瞬間に先頭のメンバーが強烈にスピードアップ。私は警戒していて8番手あたりにつけていましたが、前の急なペースで間が割れてしまいました。前の七人は(あとから振り返ってのメンバー確認ですが)井上・筧・高岡・紺野・堀井・新井・北野と、本日の優勝候補テンコ盛り。これは間違いなく決まります。決まったら絶対に捕まえられない系です。他人任せにはせず、自分の脚を使ってブリッジ作業を開始。後ろに何人かくっついている雰囲気はありましたが、ローテを促したのではスピードが落ちる。とにかく必死で踏みまくって、下りに入る前に合流成功でホッ。今日イチで苦しくキツい局面でした。

この時点で勝ち逃げメンバーは(たぶん)14人ほど。比較的早い段階で脱落された方はハッキリとは覚えていないので省略させていただきます。先に行った井上・筧・高岡・紺野・堀井・新井・北野に加え、最終便で乗ってきた高橋利・根本・鳥倉・奈良・あと三名ほど。逃げを確定させるために27周目からの四周ほどはメチャクチャ速い。相当に速い。一段落した時点で集団は10名ほどに減っていました。 

終盤

堀井さんだけは存じ上げませんでしたが、9人ほどんど全員が事前に優勝候補と考えていた強力メンバーで構成された逃げ集団。楽しくなってきました。ブリッジとその後の数周のハイスピードで受けたダメージも回復。ここからは有力選手に潰しあってもらって、最後にうまいコト勝ちたいトコロです。
集団先頭で積極的に動いて次の展開を作ろうとしていたのは、新井店長・紺野ゲンゲン・北野くんかな。前の二人は脚を使いすぎたのか終盤の序盤あたりでいなくなってしまったものの、『どうせ最後までは続かずに途中で切れるだろうなあ』と思っていた北野くんが、意外にも(失礼!)勢いが落ちない。強い。想定外の強さでした。

登り区間で一番強かったのは やはり井上さんで、井上さんがナチュラルに引きを強めた時はもう地獄。なにこの人~。強すぎ~。ただし、私は切れそうな場面はなかったし、この引きの強さでメンバーが少しずつ減っていって、残ったメンバーにもダメージが蓄積されていったのは確か。地獄級のキツさはありましたが、むしろこれは私にとってはありがたいくて嬉しい展開でした。

高岡さんは明らかに調子が悪そうで集団にツキイチする場面も多く、井上さんの登り地獄引きで何度か遅れていたはず。ただし、井上さんの引きがあまりにも強烈なので、登りきったトコで井上さんの他にスピードを上げる人がいない。『やれやれやれ』的にスピードが落ちてしまい、上手な高岡さんはここで集団復帰してきていたようです。

『登り切りで緩んで、(自分も含めて)誰も上げられなかったなあ。上げられていたら高岡さんも振り切れていたなあ』とレース後に話していたら、北野くんが『僕は上げていました!』だって。確かに他のメンバーが泡を吹いている中、北野くんだけは上げていたかも。ホントにホントにビックリ級の(重ね重ね失礼!)強さでした。

残り数周の時点で先頭集団は9人。高岡・奈良・堀井・北野・高橋利・井上・鳥倉・根本・新井。細かいジャブの打ち合いはあるものの、決定的なアタックはかからない。ただし、このジャブと登りで二人が遅れて、最終周に入ったのは7人。高岡・奈良・堀井・北野・高橋利・井上・鳥倉。私の状態は悪くない。攣り・ガス欠・水切れの兆候もゼロだし、登りも余裕を持ってクリアできています。ここまでは完璧。

数周前から井上さんが妙な高ケイデンスで走るようになっていて、『最後のアタックに向けて、踏まずに回して脚を溜めているのか?!』とも思いましたが、それにしてはあまりにもクルクル過ぎ。『メカトラ?』と思っていたら、どうやらやっぱり電池切れによる固定ギア状態だったようです。

最終周、アドバンコーナー(って言うのかな?)の登りから井上さんが単独アタックで逃げていきました。これはむしろラッキー。集団のメンバーもよく解っているので、急には捕まえずに登り口まで逃げてもらって吸収。

最後の登りでも井上さんのスピードが炸裂しましたが、予想された事態でもあるので余裕を持って対応。鳥倉さんだけが切れて、登り切りで6人。高岡・奈良・堀井・北野・高橋利・井上。キター!まさにレース前に理想としていた、絵に描いたような理想の展開です。このメンバーであれば、おそらくは井上さん高橋くんあたりが先頭誘導員の形になるでしょう。そして、スプリント最強なのは問答無用で北野くん(すみません。堀井さんのことは存じ上げていませでしたが、あとでお話したところ、強力スプリンターだったようです)短距離レースだったらとても勝ち目はないけど、200km走った後では話が別。北野くんだけをばっちりマークすれば絶対に捲れる。もらった~。

で北野くんの番手をとったのですが・・・なんかヤな感じ。ゴール付近に周回数が別の大集団がいて、ゴールスプリントをするスペースがほとんどない。大丈夫か、このゴールスプリント??

大丈夫ではありませんでした。スプリントが始まっても、コースの狭さゆえに北野くんが集団後方に埋もれて前に出られないまま(私は最高尾)。こりゃマズい~、手遅れになる~と北野番手を捨てて右サイドから自力で捲くっていきましたが、中央を掻き分けてスルスルっと伸びてきた高岡さんが先着。優勝は高岡さん。二位が右サイドから行った私。三位が左サイドから行った堀井さんでした。

有力選手に潰しあってもらい、登りでは井上さんに上げてもらってメンバーを減らす。最後はスプリントで勝つ。『高岡さんは調子悪いのでは?』と想像していたら想像通りでした。完璧に進んだのですが、最後の最後に判断ミスをしました。北野くんの番手にこだわらず、もう少し早めに仕掛ければよかった。コース幅が極めて狭くなっていてマトモなスプリントが出来なかったというのもありますが、全員にとって条件は同じで それを味方につけることも出来たはず。味方につけた高岡さんは勝った。私はミスしました。まりいました。 

ダウン

北野くんと高橋くんと完走を言い合いながらダウンでコースを一周。『井上さんの引きが強すぎ!』『強すぎるので登り切りで よっこらしょになる』『僕は休まずに上げていましたよ!』『高岡さんが何度か切れていたのになあ』『高岡さんツキイチになっていたのに勝っちゃうんだもんな。あとでブログに書いたろ』とか北野くんと会話していたら、背後から高岡さんが『ごめんねー』とか言いながら登場。笑いました。 

レース後

サクッと表彰式をやってくれたので助かりました。はじめましての堀井さんともご挨拶できてよかった。道中の走りも強かった~。とてもパワフルな体つきで 、たしかにスプリントは強力そう。超要注意人物としてメモしておきます!

ミヤタサイクルがブースを出していて、MERIA 新REACTOの試乗車があったので乗らせていただきました。ちょい乗りでしたが雰囲気はわかった・・・ような。感想は省略。

帰り

16:30くらいに会場を出て、帰りも御殿場ICから東名道・圏央道で。事故渋滞に15分ほどハマったものの、おおむね渋滞ゼロ。18:10くらいには最寄りのICを出ることが出来ました。

地元で一番人気(ではないかと)のイタリアンレストランに行ってみる。30分程度の待ちは覚悟したのに、奇跡的に待ちゼロ。美味しかったです。